備忘録ブログ。
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太陽の塔TOWER OF THE SUN
category: おすすめ | author: オオケン

ずっと行きたい行きたいと思いながら

 

なかなか行けずにいた、大阪吹田にある太陽の塔へ

 

続きを読む >>
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Newヘルメット
category: おすすめ | author: オオケン
通勤と練習用に、

新しいヘルメットを新調した。

OGKカブトのKOOFU(光風)
P6080637.jpg


何か、こんな名前のバイクショップもあったような?


レジモス並みに軽量でフィット感も抜群。

これで暑い夏も快適だ。

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スウィートポテト
category: おすすめ | author: オオケン
北海道の親戚から届いた、

進学祝いの荷物の中に


帯広「クランベリー」の

スウィートポテトが鎮座しているではないですかっ・・・・
P2210014.jpg

さっそく切り分けるも、形がいびつなので

大きさがバラバラ・・・


こっちの方が大きいだの、これは大きいけど軽いなど、

子ども達とあ〜でもない、こ〜でもないと言い合いながら

最後はジャンケンで好きな物を選ぶという

大人げない方式に落ち着き、

家族みんなで、

とっても美味しくいただきました。

ありがとうございます!!
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イメージトレーニング
category: おすすめ | author: オオケン
マウンテンバイクのレースって、どんなの?

競輪みたいなもの?

と、よく聞かれる。

そんな方は、この映像を見てもらえれば

雰囲気が伝わるかな?




今年のマウンテンバイクシーズンに向けて

昨年のワールドカップのダイジェスト映像を見ながら

そろそろモチベーションを上げたい所


海外のXCレースはコースがどんどんテクニカルになっている


日本で化け物と言われるエリートのトップライダーが

海外のレースでは簡単にラップされる

化け物の中の化け物の戦い

登り返しのダンシングの頻度が凄まじい


登りの速いライダーは、当然下りも速い

ニノすげ〜


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札幌カフェ巡り
category: おすすめ | author: オオケン
自分の家なら、正月でも

やらないといけないことは山ほどある  ←薪割りとか


帰省した今年の正月は、あまりする事がない 



嫁の実家近くにある

茶寮法邑(ほうむら)」へ行ってみる
P1037269.jpg


駐車場に、車が一台もない

案の上、正月休み  ←事前に確認しましょう
P1037270.jpg

外から見るだけでも、よさげな感じがわかる



続いて、北大の近くにある


こちらも、雪が積もってる・・・
P1037275.jpg

1/12まで休みの張り紙が・・・・  ←事前に確認しましょう



別の日、札幌市内での買い物途中で見つけた

P1047287.jpg

木がふんだんに使われ、落ち着く

ここでようやく、CAFEでコーヒーを飲む



嫁の義姉オススメのCAFEへも行ってみた


サッポロファクトリー
P1037279.jpg

の近くの路地にある「D×M」は

以前、住んでた札幌・円山公園近くにある

森彦」の3号店
P1047298.jpg


ここのコーヒーはヨーロピアンな

カフェプレス式
P1047309.jpg


コーヒーもドーナツも美味しく

雰囲気もいい
P1047319.jpg

昔の工場をリノベーションしたらしいけど

薪ストーブもあり暖かい
P1047297.jpg

量り売りのコーヒー豆も

栽培した農園と焙煎した日がきちんと表示してあり

かなりこだわってる感じ
P1047322.jpg

今度は正月休みじゃない時期に、ゆっくりカフェ巡りしたい


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ツール!(8)が出た
category: おすすめ | author: オオケン
ロードレースを題材にした漫画はいくつかあるが

その中でも、一番楽しみにしているのが

「ツール!」だ

その最新刊が発売された

ツール!(8) (少年サンデーコミックス)


読んでいるだけで、レースの疾走感が伝わってくる

ロードレースは危険なので、

正直、あまり出ないようにしているけれど


漫画で楽しむ分には安全だ。


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念願の美富士食堂へ
category: おすすめ | author: オオケン
さすがに7日連続勤務はしんどいので

半日で上がる

で、昼食に前から気になっていた

大津にある、有名な「美富士食堂」へ
IMG_0715.jpg


駅の真ん前にあり、外から見た感じフツーの食堂だ

しかし、店内に入ると有名人とかのサインが壁いっぱいに並ぶ



テーブルにメニューもなく、あるのは店内に貼られている

何十年も前から変わらないであろう「お品書き」のみ


で、カツ丼を注文する

ほどなくして運ばれて来たのがコチラ↓
IMG_0712.jpg

富士山のような美しいラインを描くカツ丼

別に大盛りを頼んだわけではないのに、このボリューム

しかもこれで700円は安い!!

150円増しで大盛りにも出来るようだが

コレ↑の2倍?くらいあるらしい


すぐ近くに高校があり、

心やさしい店主が、学生のために量を増やしてこうなったらしい。


とっても美味しいけれど、

同じ味ばっかりだと少し飽きます
IMG_0714.jpg

2名以上のグループで

違うメニューを分け合って食べると、

かなり満足すると思う。

他のメニューも気になるので、またチャレンジしたい。
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ブログ大賞・中間結果
category: おすすめ | author: オオケン
「楽住ブログ大賞」の
9/9時点の中間結果が出ました

ブログをご覧のみなさま
投票ありがとうございます。
(誰が入れてくれたのかわかりませんが)


現在、第三位です!!

それにしても、一位はすごい票数です


残り5日ですが
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ディスクブレーキパッド・交換
category: おすすめ | author: オオケン
雨のレース数日後、

マウンテンで通勤

リアのブレーキレバーがグリップに当たる

ブレーキパッドが減りすぎてて、危険!!



ようやく注文したパッドが届く

「ベスラ」というブランド

Made In Japan


ダウンヒルの安達選手も使用しているらしい。

でも、ちょっと重い・・・・・

バックプレートがステンレス?


XXの純正品はたぶんアルミなので軽い

一枚10gくらい違う気がする



ピストンがなかなか戻らず

シマノXTRより取り付けに手間取った

まあ、馴れなんだろうけど
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今年初IKEA
category: おすすめ | author: オオケン
なにげに今年初でした

今日のメインは

子どもの2段ベット用マットレス

それを2つも購入。

しかも車で運搬  ←何とか積載


平日朝に行ったので

スモーランドもこの人数
DSC02587.jpg


昼食に食べたポテトチップスが

意外に美味しかった  ←器に入れ放題で99円
P2282817.jpg



そんで、思わず帰りに購入です
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あとは植物も
P2282824.jpg


お家・緑化計画がただいま進行中
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もしドラ
category: おすすめ | author: オオケン
最近、読んでいる本


通称「もしドラ」
PB081034.jpg

正式名称は

もし高校野球の女子マネージャーが
ドッラッカーの「マネジメント」を読んだら

という、長いタイトル

難しいドラッカーの入門書



嫁から借りて、寝る前に読んでいる


主人公のマネージャーの女の子は

「みなみ」ちゃん

この名前を聞いて

あだち充の「タッチ」に出てくる

浅倉南を連想するのは自分だけであろうか?

このへんの高校野球という親しみやすい題材や

馴染みの登場人物を意識している点も

ヒットした要因だろう。


でも、やはり中身がおもしろい


この本

一言で言えば、

「連想」をさせる構成

だというところ。


つい、自分自信の属する組織にあてはめて考えてしまう。




「マーケティング」と「イノベーション」

はあらゆる事に必要な物。

仕事でも、家のことや自転車レースにも当てはまる。



自分のブログをマーケティングしてみる

前日のアクセス数は566

アクセス時間帯は夜の11時〜12時が圧倒的に多く

次いで昼間の12時前後も多い


検索ワードは「TESTACH」「琵琶湖」「薪小屋」

など、多種多様


そこから読み取れることは・・・・・・



下手なことは書けないってことかな?



でも、ブログを書き続けることで

また、違う発想も生まれるし

新しいことにもチャレンジ出来る(気がする)





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映画三昧
category: おすすめ | author: オオケン
 ここ最近、仕事が終わってから

嫁と自宅で映画を何本か観ている。


クドカンこと宮藤官九郎が監督や脚本したものばかり



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「なくもんか」はストーリー的には重々しいんだけれど

それを、演技や台詞で軽くしている。



舞台演劇では出せない、映画ならではの映像マジックも織り交ぜながら

笑うところと泣けるところの配分も絶妙。

阿部サダヲの笑顔もここまでくると職人芸ですね。





そして、コレ

「少年メリケンサック」


電気グルーブのピエール瀧  ←すっかり役者さんです

銀杏BOYSのボーカル  

がおもいっきり出演。

音楽も向井秀徳が担当するなど、

これまた、音楽好きにはたまらない配役。

オッサンボーカルも誰かと思えば、田口トモロヲでした。
この人俳優ですが、確か本当にパンクバンドもやってるハズ





パンクの激しさと、素の時の普通さコミカルさのギャップと、

ダメバンドから徐々に勢いを増して行く

ロードムービー的な作りはまさに映画の王道。


内容的には売れないさわやかフォークミュージシャンが出て来て

それが突如(かなり終盤ですが)としてパンクに走るところなんか

松山ケンイチが主演の「デトロイト メタル シティ」

とかぶっていますが、あちらは善と悪が混在するデスメタル。


それに対してパンクは破壊と再生。

そのへんが大きく違いますが、見る人によっては

同じに感じるのかな?



陰と陽、正と負のバランスのとれた内容

テンポの良さが、どちらにも共通してあったように思います。


しかし、宮韻△いって、いろんな表情しますね〜

基本的にはカワイイんだけど、ものすごく崩れる時もある

まさに陰と陽の女優さんだと思います。



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Ring a Ding Dong
category: おすすめ | author: オオケン
 日本語で表記すると、「リンガディンドン」

まずこの響きがイイ

「リルラリルハ」(Real life Real Heart)もそうだけど

なんかこう、魔法の呪文のような響き

その辺のセンスもさすが、木村カエラって感じ

そのフレーズをひたすらサンプリングしたのがこちら

うまい!!
 


そして最後が美しい
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奇跡のリンゴ3
category: おすすめ | author: オオケン

人は生きていくためには、経験や知識は欠かせない。



だけれど、



新しい”何か”をしようとしたとき、



最大の壁となるのが、皮肉にも、”経験”と”知識”である。






1985年7月31日...夕刻




リンゴ農家の木村の畑




無残に荒れ果て、800本ある木村のリンゴの木は枯れかけていた。




つまり木村は、リンゴの無農薬栽培を始めて6年間、




たった一個のりんごも収穫出来なかった





この年、木村の畑以外の、



青森県のリンゴは大豊作だった





木村は、このとき、もはや考えられることのすべてをやりつくしていた。



しかしリンゴの木は衰弱し



借金は山のように、農機具は手離し





木村は、



リンゴの箱を軽トラックの荷台にくくりつける為のロープを引っ張り出すと、



リンゴ畑の間の道をてくてく登り始めた。




このときの木村は、まだ30代だったが、もはや老人のような顔になっていた。




木村は死ぬことにした。



”すべての原因は自分。”



”自分が死ねば、すべてを終わらせることが出来る。”



”そんな簡単なことに、なんで気づかなかったんだろう。”



”この世に生まれた意味を、自分は果たせなかった。”



”ならば、これ以上生きる意味はない。”



”悔しいとか、無念とか、怖いという思いはどこにもなかった。”



”やることは、すべてやった。”



”これ以上すべきことはもう何もない。”



”生きていても、家族に迷惑をかけるだけだろう。自分がいなくなれば、



 みんな、今よりは幸せになれるに違いない。”





木村は、死のうと思った途端、不思議とおだやかな気持ちになっていた。



夕闇迫る道を、足どりも軽く登っていった。




誰にも見つからないところまで登っていって、そので死のうと思った。





ふと振り返ると



弘前の夜景が眼下にひろがっていた。



下界では、ちょうどねぷた祭りの前の晩だった。



二時間ぐらい登ったところ、



ちょうどいい具合の木が見つかった。



”よし、ここにしよう。”




木村は持ってきたロープを枝に投げた。








クライマーズ・ハイという映画があった。




実話に基づいた映画。




満員のジャンボジェット機が墜落した未曾有の大惨事。




墜落した山のいただき、飛行機は 


もはや原型を留めていなかった。




そんななか、




自衛隊のヘリコプターが、


ひとりの少女を救出するシーンが映し出される。



そう、



必要とされる人間は、



たとえ飛行機が墜落しても死ぬことはない。




りんご農家の木村は、



死を覚悟し、ロープを持って一人岩木山へ登ってゆく。



二時間ほど山道をのぼり、



死に場所を見つけ、



ロープを枝に向かって投げた。



そのロープ



木村の指をするりと抜けて、勢いあまってあらぬ方向へ



木村が、気を取り直して、ロープを拾いに行くと






月下に、一本のりんごの木が凛として立っていた。



なぜ、



山奥に、



こんな場所にリンゴの木があるのだろう




木村は死ぬ前に幻を見ているのかと思った。



近づいて、じっと見つめても、幻は消えなかった。



その美しいリンゴの木は、のびのびと枝を伸ばし、

枝にはみっちりと葉を繁らせていた。



木村は、



”こんな山奥まで、誰がいったい農薬をまいているのだろうと不思議におもった。”




でも、こんな山奥まで、たかだか一本のリンゴの木に農薬をかけに来るものはいない。



そこまで、考えて



木村の脳裏に一筋の光が見えた。



ふと、我にかえると、リンゴの木だとばかり思っていた木はどんぐりの木だった。



どんぐりの木ではあるが



このどんぐりの木



虫に食われた後がない。



病気で変色した葉もほとんど見当たらない。



健康そのものだ。



どんぐりの木の周りを見ると



雑草は生い茂り、



ムシもぶんぶん飛んでいた。



なのに、なぜ、



この、どんぐりの木は病気にならないのだ?




木村は悟った。



”森の木々は、農薬など必要としていないのだ。”



”森の木々の方が、木村の畑よりもはるかに雑草が生い茂り、害虫が要るはずなのに、



 なのに害虫を寄せ付けない力強さを持っている。”



”いままで、どうして自分はそのことに気づかなかったのだろう。”




木村は、夢中になって足元の土を掘った。



土はほろほろと崩れ、いくらでも素手で掘ることができた。



草を引けば、土のついた根っこがそのまま抜けた。



こんなにやわらかくて温かい土に触れるのは初めてだった。



手についた土の匂いをかいで見ると、ツンと鼻を刺激した。



”このやわらかな土は



    人間の作ったものではなく、自然のつくったもの”




”この場所に住む生き物すべての合作。”



”落ち葉が積み重ねられ、それをムシや微生物が分解して出来た土。”





今まで、



木村は、自分の畑のリンゴが実らないのは、



無農薬栽培をしたことで、



ムシや病気が発生したためだとずっと思っていた。




しかし、原因は、



まったく逆だった。




木村は言う



”自分は農薬の代わりに、ムシや病気を殺してくれる物質を探していただけだった。



 肥料をやり、雑草を刈って、リンゴの木を周囲の自然から切り離して



 栽培しようとしていた。



 雑草を生やしていたのでは、リンゴの木の栄養が奪われてしまうと思っていました。



 わたしは、リンゴの木とはなんなのかを考えてこなかったんです。



 つまり、


 

 農薬を使わなくても、農薬を使っているのと同じことをしていたのでした。






木村は、死にに来たことなどすっかり忘れて、




自分の畑へ向かった。




土を掘ってみた。



思ったとおりだった。



木村の畑の土は、とても硬くて、そして冷たかった。




”雑草は今まで敵だと思っていた。”



”雑草を刈るのはリンゴのためだとずっと思っていた。”



”肥料もそうだ。”



”山の木は肥料など一切もらっていないのに元気だ。”



”人間が施す肥料は一時的にしかきかない。”



”だから毎年施さなければならない。”



”そうやって、育てられたリンゴの木は、甘いお菓子を好き放題に与えられた子供のように、



 必要な養分を求めて地中深く根を張る努力をしなくなってしまうのだ。”




”木を見て、森を見ず。”だった



”わたしはリンゴの木しか見ていませんでした。”




この後、



木村のリンゴ畑がどうなったかは、想像通りです。



木村のつくるリンゴは収穫の前に予約で完売となる。 




「リンゴの木は、りんごの木だけで生きている訳ではない。



周りの自然の中で、生かされている生き物なわけだ。



人間もそうなんだよ。



人間は、そのことを忘れてしまって、



自分独りで生きていると思っている。



そして、いつの間にか自分が栽培している作物も、



そういうもんだと思い込むようになったんだよな。



農薬を使うことの一番の問題は、




ほんとうは、そこのところにあるんだよ」




・・・・・そんなお話でした。

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奇跡のリンゴ2
category: おすすめ | author: オオケン
 木村の苦難の歴史が始まる。




人類が長い年月をかけて開発し、そして完成された近代農業は




木村の”行為”へ容赦なく襲い掛かる。





木村の800本のリンゴの木からは、




その後、何年にもわたって



たった一個のリンゴさえも収穫されることはなかった。





木村


”農薬を使わなければ、ある程度の虫が発生するのは仕方がないと思うんだ。”



”だけど、ある程度なんてもんではなかったものな。”



”ほんとうに、どこからこんなに虫がわくのか不思議だった。”




皮肉にも、農薬をやめたことで、木村は農薬の凄まじい効果を実感した。




木村は



やがて経済的に困窮してゆく。。。




リンゴ畑は、3年たっても、4年たっても実はならなかった。



貯金は底をつき、



義父の郵便局の退職金も使い果たした。



木村自慢のイギリス製のトラクターも手離した。



自家用車も、リンゴの輸送用に使っていた2トントラックも売った。



税金の滞納が続いて



リンゴの木に赤紙が張られた。



木村はそのたびごとに、必死でお金を工面して、


競売をなんとか取り下げてもらった。



消費者金融にまで手を出し、



実家の両親はもとより、親戚からも借金をした。



木村の家の電話は、とっくの昔に通じなくなっていた。



健康保険料も払えられなくなり、保険証も取り上げられた。



木村には3人の娘がいた。



娘たちの服はもちろん、学用品もまともに買ってやれなかった。



穴の開いた靴下。



エンピツが小さくなって使えなくなると、



妻が二本のエンピツをセロテープでつないで使わせた。



消しゴムは、一つを三つに切って子供たちへ渡した。





この話、



遠い昔の話ではない。




1980年代の話だ。



この頃、



日本はバブル時代の真ん中。



ジュリアナ東京では、ボディコンの女性が


扇子をもってニコニコ踊っていた。



そして、強力なジャパンマネーは世界中の不動産を買いまくっていた。




とうぜん、



りんごの価格も高値安定のしあわせな時代だった。



木村の近所のリンゴ農家は自分の子供を東京の大学へいれ、



海外旅行へもどんどん出かけて行った。




しかし、



木村の家だけは、終戦直後のような悲惨な状況だった。




5年目に入っても、




木村のリンゴは、悪化するばかりだった



木村の友人の一人が、たまりかねて



”無農薬では無理だってことが分かっただろう!”



”いい加減に目を覚ませ”



”少しは奥さんや、子供のことを考えたらどうだ。”




木村は聞く耳を持たなかった。



友人たちは、一人減り、二人減り。。。



木村の味方をする農家は一人もいなくなった。



道で誰かと行き会って頭を下げても、気づかぬふりをされた。



木村は、町の人々から



”バカが感染するから、近づくな”と陰で言われた。







そんな、ある時



さすがの強情な木村も。。。



ぽつりと、リンゴ畑で、



弱音を吐いたときがあった。



”もう あきらめたほうがいいのかな”




木村の発した、この独り言を、奥さんが聞いていた。




その晩、



奥さんは、子供たちに、



お父さんもそうとう苦しんでいるんだよ。といって、



ひるま、リンゴ畑であったはなしを子供たちにした。




すると、



日頃、ものしずかでおとなしい長女が思いがけない反応をした。



顔色をかえ、怒りだした。



”そんなの嫌だ。”



”なんのために、私たちはこんなに貧乏してるの?”




父親の夢は  



   

このとき




いつしか娘の夢になっていた。



・・・・続く


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奇跡のリンゴ
category: おすすめ | author: オオケン
 主人公であり

農家の木村秋則さんの生き方は、

大変興味深い物があります

「奇跡のリンゴ」




ちゃんと、

リンゴを育てると

りんごは、何年たっても腐らない果物らしい。


ふつう、

りんごは二つに割った状態で放置していたら

切り口が、茶色に変色し

食べる気がしなくなる。


しかし、

「奇跡のリンゴ」はちがう

このリンゴをつかう東京白金台のシェフはいいます

「木村さんのつくるリンゴは腐らないんですよね。何年たっても。」

「生産者の魂がこもっているのか・・・・・・」


現在、我々が食べているリンゴの

ほとんどすべて

農薬が使われるようになってから、

開発されたリンゴ

つまり、

農薬を使うことを前提に

品種改良されたりんごなんです。


人間でたとえるなら、

風邪や病気に頻繁になると大変(収入が減って生活出来なくなる)だし、

自然治癒力に頼っていては、大きな不安があるので

風邪薬やタミフルやリレンザやその他の薬や栄養剤を飲み続けて、

病気にかからないようにしているようなもの・・・・・



そんな、異常なまで過保護に育てられたリンゴは

人間の好みの、

大きくて、甘くて、真っ赤で低価格の物が

出来上がる。

野生と引き換えに・・・・・

そして、すぐに腐っていく



野生を取り戻したリンゴは

何年たっても腐らないのに・・・・・



この木村さんの経歴ですが、

もともとは川崎市にある

日立製作所の系列会社のエンジニアだそうで


機械いじりの大好きな、合理的な考えの持ち主だった。

それが、結婚して婿養子となり

農家を継ぐことになってしまった。


なので、最初のうちは


自然に翻弄されながら仕事を続けなければならない

非合理的な「農家」という職業が嫌いだった。


「土まみれ、汗まみれになって働いても

ちょっとした自然の気まぐれで、

一年の収入がこんなにも減ってしまう」

そうして、合理的な手法を取り入れる。

イギリス製の大きなトラクターを購入し

大きな畑を、一気に作っていった。


そんな木村に転機が訪れた。

木村の広大なトウモロコシ畑に、たっぷりと太ったトウモロコシが実った。

そろそろ収穫間際。

するとタヌキが現れて、木村の畑を荒らすようになる。

木村は畑のあちこちにトラバサミという罠を仕掛けて行った。

そうしたら、子タヌキが罠にかかっていた。

木村
「母親のタヌキがすぐ側にいてさ、わたしが近づいても逃げようとしないのな」

「トラバサミを外してやろうと思って、手を出したら、

子タヌキは歯をむき出して暴れるわけだ。

で、かわいそうだけど長靴で頭を踏んづけて

トラバサミをを外して逃がしてやったんだ。

ところが、逃げないのよ。

私の目の前で、母親タヌキが子タヌキの足、

怪我したところを、一生懸命舐めているのな。

その姿を見て、ずいぶん罪なことをしたなぁと思ったよ」

「それで、もう食べに来るなよ、って

出来の悪いトウモロコシをまとめて畑の端に置いて来た。

トウモロコシを作っているとさ、売り物にならない不良品が結構出来るのよ」

「それを全部置いて来た」

次の朝、畑に行ったら、置いて来たトウモロコシは

ひとつ残らずなくなっていた。

そして、不思議なことに

「それ以来、タヌキの被害が何もなかったのな。

それで、トラバサミをやめて、

収穫するたびに不揃いのトウモロコシを

畑の端に置くようにした。

それからさタヌキの被害はほとんどなくなった。

だから、人間がよ、全部持って行くから

被害を受けるんではないのかとな。

そんなことを考えました。

はじめのうちは少し心配だった。

餌なんかやったら、他のタヌキも集まってきて

もっと悪戯するんではないかと思うところだけど、

そうはならなかったんだ。

不思議だなぁと思った。

自然の不思議さに目を開かされた

と言えばいいか、

とにかく自然は、人間の計画通りには動かないもんだと思ったの。

今考えてみれば、あの頃が、効率農業からの転換期だったのかもしれないな」


自然は、

実は合理的どころか、

完璧なシステムを構築させているのではないかと思っています。


リンゴ農家の木村はいう

「安全なリンゴを作ることと、

安全にリンゴを作ることは、

別な話」

「むかし、わたしは、農薬は

農協から表彰を受ける程、使っていたよ」

「肥料を与えれば、大きなリンゴを収穫できる」

「農薬で害虫を殺せば、よりたくさんのリンゴが収穫できる」

しかし、その積み重ねの結果として

農作物は自然の産物、というよりは

ある種の工業製品になってしまった。


現代の農業は、大量の化学肥料や農薬を投入し

近代的な農業機械を使わなければ成り立たなくなってしまった。


「文明」とは

何かを付け加えるという、

足し算の方向性で発展してきた。


木村は考えた・・・・・・


「何もしない農業」

「引き算の農業」


「化学肥料を使わない」

「農薬を使わない」


そして、木村は

所有しているリンゴの木、800本すべてで

この壮大な実験を始める。


・・・・・・続く
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豪華メンバー
category: おすすめ | author: オオケン
 よ〜く見ると、かなり豪華な顔ぶれです

おなじみ内橋和久(G)、芳垣安洋(Ds)

の個性が際立っています。

鈴木正人(B)と青木タイセイ(Tb)もイイ仕事しています。





そういえば、先日京都にUAが来たときに 

嫁がLIVE見に行って、凄く良かった!!って言っていたな〜

 生で観るのは全然違うんですよね〜 

 空気の振動を身体で感じられますからね。

最近、LIVE行ってませんね〜

フジロックとか、一度でイイから行ってみたいです

子供と行けるかな?
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四国うどんツアーの続き
category: おすすめ | author: オオケン
 さて、愛媛県八幡浜で行われたレースの後に

曾祖父の故郷に寄ってみました。

北海道に渡って色々苦労もあったと思いますが、

今、自分がこうしてココに居るのも

ひいじいちゃんのおかげ    ←明治33年(10才の時)に渡道したらしい

ふと、ひいじいちゃんの生まれ故郷である

香川県観音寺市を訪れてみたくなった。

先祖代々の自分の親戚がたくさんいる地。

山と海(瀬戸内海)がある穏やかな場所でした。

自分は初めて来たんですが、なんだか懐かしい感じがしました。

地元の小さなスーパーに行くと、自分の名字がいっぱいです。

きっと遠い親戚なんでしょうね〜

ここから、どれだけの人が遠い蝦夷地を目指してこの地を離れたんでしょうか・・・・・


ひ孫である自分がこの地に戻ってきた、

ということを考えると 感慨深い物があります。

近くにある有名な「おか泉」で〆のうどんを食べて

↓名物の「ひや天おろし」 ←エビが大きい!!

京都に帰りついたのは、夜中でした。

うどんツアー、来年もまた来ます!!
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UCIワールドカップMTB
category: おすすめ | author: オオケン
本国のワールドカップMTBシリーズも

4/末に開幕するようです。

今シーズン、アンカーの山本選手も ←MTB全日本チャンプ

いくつか参戦するんでしょうか。

同じ日本人として頑張ってほしいものです。

そんな本国のUCIサイトで2010プロモ映像を見つけました。



ライダーのレベルも高いです ←当たり前

海外はレースを観戦するのは有料なハズですが

特にヨーロッパは観客の数もすごいです。

ライダーが認められているからこそ、レベルも向上しスポンサーも付く。

だから観客も増えている、という相乗効果を体現しています。


観戦するのは無料なのに、見に来る観客は身内だけ・・・・

っていう日本は、いったいどうすれば?

もう少しエンターテイメント化しないとダメでしょうね〜

そういう意味では、愛媛・八幡浜  ←正式な開幕戦

が一番頑張っているのではないでしょうか。
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Gould plays Goldberg 
category: おすすめ | author: オオケン
バンクーバーオリンピックが連日行われていますね〜

カナダといえばノースショアに代表されるフリーライドと

アリソン・サイダー(MTBライダー)なんかが思い浮かびますが、

カナダ人といえばグレン・グールドでしょうか。

グレン・グールドを最初に知ったのは、村上春樹の小説でした。

もう10年以上前のこと。

確か「風の歌を聴け」だったかな?

小説の中で「バックハウスとグレン・グールドどっちにします?」

とレコード屋の店員に聞かれ

主人公は当然、グールドを選択するという内容。

この人のレコードもいいですが、

映像だと、その凄さがさらにわかりやすい。

あいてる方の手で指揮をしたり、演奏しながらハミングしたり

自分自身に酔いしれてるナルシスト振りは最高ですね。

初期のういういしいグールドも好きです







「羊たちの沈黙」のレクター博士お気に入りなのが

グールドが演奏するバッハの「ゴルドベルグ変奏曲」

映画の中にも、登場していました。

グールド最晩年の演奏で、心に染みる深い演奏

後半 7:15〜あたりからの40秒間は、まさに神の領域

 


晩年の猫背が増したグールドもいいですね〜

あいかわらず椅子が低すぎます。

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