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奇跡のリンゴ
category: おすすめ | author: オオケン
 主人公であり

農家の木村秋則さんの生き方は、

大変興味深い物があります

「奇跡のリンゴ」




ちゃんと、

リンゴを育てると

りんごは、何年たっても腐らない果物らしい。


ふつう、

りんごは二つに割った状態で放置していたら

切り口が、茶色に変色し

食べる気がしなくなる。


しかし、

「奇跡のリンゴ」はちがう

このリンゴをつかう東京白金台のシェフはいいます

「木村さんのつくるリンゴは腐らないんですよね。何年たっても。」

「生産者の魂がこもっているのか・・・・・・」


現在、我々が食べているリンゴの

ほとんどすべて

農薬が使われるようになってから、

開発されたリンゴ

つまり、

農薬を使うことを前提に

品種改良されたりんごなんです。


人間でたとえるなら、

風邪や病気に頻繁になると大変(収入が減って生活出来なくなる)だし、

自然治癒力に頼っていては、大きな不安があるので

風邪薬やタミフルやリレンザやその他の薬や栄養剤を飲み続けて、

病気にかからないようにしているようなもの・・・・・



そんな、異常なまで過保護に育てられたリンゴは

人間の好みの、

大きくて、甘くて、真っ赤で低価格の物が

出来上がる。

野生と引き換えに・・・・・

そして、すぐに腐っていく



野生を取り戻したリンゴは

何年たっても腐らないのに・・・・・



この木村さんの経歴ですが、

もともとは川崎市にある

日立製作所の系列会社のエンジニアだそうで


機械いじりの大好きな、合理的な考えの持ち主だった。

それが、結婚して婿養子となり

農家を継ぐことになってしまった。


なので、最初のうちは


自然に翻弄されながら仕事を続けなければならない

非合理的な「農家」という職業が嫌いだった。


「土まみれ、汗まみれになって働いても

ちょっとした自然の気まぐれで、

一年の収入がこんなにも減ってしまう」

そうして、合理的な手法を取り入れる。

イギリス製の大きなトラクターを購入し

大きな畑を、一気に作っていった。


そんな木村に転機が訪れた。

木村の広大なトウモロコシ畑に、たっぷりと太ったトウモロコシが実った。

そろそろ収穫間際。

するとタヌキが現れて、木村の畑を荒らすようになる。

木村は畑のあちこちにトラバサミという罠を仕掛けて行った。

そうしたら、子タヌキが罠にかかっていた。

木村
「母親のタヌキがすぐ側にいてさ、わたしが近づいても逃げようとしないのな」

「トラバサミを外してやろうと思って、手を出したら、

子タヌキは歯をむき出して暴れるわけだ。

で、かわいそうだけど長靴で頭を踏んづけて

トラバサミをを外して逃がしてやったんだ。

ところが、逃げないのよ。

私の目の前で、母親タヌキが子タヌキの足、

怪我したところを、一生懸命舐めているのな。

その姿を見て、ずいぶん罪なことをしたなぁと思ったよ」

「それで、もう食べに来るなよ、って

出来の悪いトウモロコシをまとめて畑の端に置いて来た。

トウモロコシを作っているとさ、売り物にならない不良品が結構出来るのよ」

「それを全部置いて来た」

次の朝、畑に行ったら、置いて来たトウモロコシは

ひとつ残らずなくなっていた。

そして、不思議なことに

「それ以来、タヌキの被害が何もなかったのな。

それで、トラバサミをやめて、

収穫するたびに不揃いのトウモロコシを

畑の端に置くようにした。

それからさタヌキの被害はほとんどなくなった。

だから、人間がよ、全部持って行くから

被害を受けるんではないのかとな。

そんなことを考えました。

はじめのうちは少し心配だった。

餌なんかやったら、他のタヌキも集まってきて

もっと悪戯するんではないかと思うところだけど、

そうはならなかったんだ。

不思議だなぁと思った。

自然の不思議さに目を開かされた

と言えばいいか、

とにかく自然は、人間の計画通りには動かないもんだと思ったの。

今考えてみれば、あの頃が、効率農業からの転換期だったのかもしれないな」


自然は、

実は合理的どころか、

完璧なシステムを構築させているのではないかと思っています。


リンゴ農家の木村はいう

「安全なリンゴを作ることと、

安全にリンゴを作ることは、

別な話」

「むかし、わたしは、農薬は

農協から表彰を受ける程、使っていたよ」

「肥料を与えれば、大きなリンゴを収穫できる」

「農薬で害虫を殺せば、よりたくさんのリンゴが収穫できる」

しかし、その積み重ねの結果として

農作物は自然の産物、というよりは

ある種の工業製品になってしまった。


現代の農業は、大量の化学肥料や農薬を投入し

近代的な農業機械を使わなければ成り立たなくなってしまった。


「文明」とは

何かを付け加えるという、

足し算の方向性で発展してきた。


木村は考えた・・・・・・


「何もしない農業」

「引き算の農業」


「化学肥料を使わない」

「農薬を使わない」


そして、木村は

所有しているリンゴの木、800本すべてで

この壮大な実験を始める。


・・・・・・続く
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